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スペイン de オーガニックオレンジ

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思いっきりの夏休み

またまた「ぐうたら記録」を更新してしまいました。
暑い暑~い日が続くバレンシアですが、皆様、お元気ですか?

相変わらずの旱魃が続き、先週末の雨の予報も空振りと言う、こちらも相いも変らず。ハッキリ言って芸のないバレンシアのお天気。
というよりも、先週末はバレンシアの北部とアリカンテの一部(バレンシアよりも南のほう)は少し雨が降ったので芸がないのはウチのオレンジ畑のあるサフォール地方のお天気なのです。
これがミクロ・クリマ(微気候)の所以なのですが、こんなカラカラ天気は勘弁して欲しいです。

でも、ブログのほうをお休みしていたのは夏ばてではなくて、3週間ほどお里帰りをしていたからなのですv
旅行の前にはやることが満載でしたし、日本に帰ってからは平均睡眠時間は6時間を切り、多分、5時間半ほどでなんだかやたらと忙しくしていました。
そして、帰国してからのここ1週間は時差ぼけと今までの疲れが一気に出て、寝てばかりいましたw

スペインに住んでいると、完全に「引篭もり」なのに、日本に行くとその反動で「出ずっぱり」になります。(ハハ。。)
今回は里帰りの最後の3泊は東京で、娘と東京見物をしてきたので、実家にいたのが2週間と少し。その間に知人に娘のアルバイトを頼んだので本当に大忙しでした。
たった5日間でしたが娘は大満足!良い経験をさせて頂きました。

母は脳卒中の後遺症で左半身不随のため施設暮らし。記憶のほうもかなり怪しくて、現実と妄想が入り乱れています。でも、まだ何とか会話にはなるので、里帰り中には何度か実家に連れて来て好きなものを食べさせて束の間の一家団欒をしてきました。

母を連れてきていない時には友達と会ったり、昔の上司の方にご挨拶に伺ったりと、殆ど毎日外出。。。
東京でも高校の同級生が集まってくれたり、大学の同期の友達が来てくれたりと、観光と親交三昧でした。

例えば、東京の一日目。
朝一番で築地へ。お盆で市場はお休みだったので、場外市場をぶらつく。次は国会議事堂の見学の予定だったけれども、時間が中途半端だったので時間調整で銀座ブラ。まだお店は閉まっている時間なのでタダ歩いただけで、歌舞伎座で写真を撮って、国会議事堂へ。
国会議事堂の見学の後は渋谷へ。ハチ公と記念撮影をして、スクランブル交差点を2度も渡ってお昼ご飯。
その後は、娘の好きなお店でブラブラブラ。(Forever21)
夜には高校の同窓会があるので、今日のノルマの原宿の竹下通りに行かなければ!と母のムチが入り、原宿へ移動。
この日は晴れていて暑くてお疲れだったけど、ここは若者には外せないかと思って、行ってきました。
金曜日だったのでバリバリのコスプレの人はあまりいなくて残念でしたが、竹下通りは私が行った30年前とはベツモノでした。(当たり前)
娘は明治神宮にも行く積りでしたが、もう時間切れ。暑いし体力も限界。。。そりゃそうだ、気温は35度を超えていたかも。。。それに湿度が高くてバテバテ。。。。
同窓会は丸ビルだったけど、近くを見る暇もなく、到着!
そこには懐かしい顔が。。。卒業以来に会う人もいたのでなんと36年ぶり~!

娘は今、18歳なので「私たち、こんなんだったんだね~」としみじみとしてしまいましたw

他の日も同じような「弾丸ツアー」で、はとバスに乗る暇もなく、メトロの一日券を握り締めて、東京の主な観光スポットを制覇して来ました!

いや~、本当に楽しかったです。東京も楽しかったし、こんなに沢山遊んだお里帰りは今までになかったと思いますww

今シーズンは、旱魃の影響で作柄が期待できません。昨日、Adorのオレンジ畑を見て来ましたが、オレンジの実が小さいし、なによりも実が少ない。。。水不足なのですから当然なのですが。。。
そして、異変はオレンジ達だけではなく、ザクロも実が小さいのに実が割れてしまいました。イチジクもミニミニサイズです。

こんな感じで、本業では苦戦を強いられること間違いなしなので、思いっきり夏休みを楽しんできたので良かったと思います。
主人は夏休みもなく、相変わらず暑くて、相変わらずトラブル続きの中一人で頑張ってくれたので、私も気持ちを新たにして協力して行かないと!

。。。ああ、でも、暑いのもイヤだし、キツイのもイヤですね~(爆)
# by organicfarmvlc | 2014-08-25 20:31 | 備忘記録

ポジティブで行きましょう!

タイトルを勢い良く打ち出して、できるだけポジティブに書き進んでいましたが、消えてしまいました。。。
もう一度詳しく書く時間はないので、端折ります。

もう雨乞いをするのは止めました。ここまで気温が高止まりしているときに雨が降ると、雹が降ることが多いのです。カタランチームのメンバーの一人の畑にも雹が降ったという事です。
詳しい事は分からないので想像でしかありませんが、全部植え替えしないといけないのだと思います。
それで、お支払いが遅れると言う連絡を受けました。
モチロン、「お支払いはできるときにでいいです」と言いました。
畑作の事は良くわかりませんが、順次収穫ができるようにローテーションを組んでいるでしょうから、それを全部植え替えるのは費用・労力ともに大変なことだろうと思います。

それでも、畑作であれば3ヶ月から5ヶ月もすれば収穫して収入が得られますが、フルーツの場合は一年を棒に振ることになります。
今年も農業保険をかける余裕はないので、ウチは一発勝負です。
だから今年に限らず7月に入るともう雨は望まないのです。それでも、例年であれば8月の末から自然に雨が降って9月にも何度か降って。。。となっていたのですが。去年の春過ぎからまともに雨が降っていません。

ここから40数キロ南下したJaveaという町の井戸は枯れてしまったそうです。ウチの井戸からは25Kmの距離ですからそんなに遠くの話ではありません。
そして農業にも水道水を使って凌いでいるという話です。

主人は絶対の自信を持って「ウチの井戸は枯れない!」と断言していますが、そうあって欲しいものです。
でも、砂の猛威は衰えません。(衰える要因もないですけどね)
昨晩も11時過ぎに帰宅して、今朝は5時過ぎに電話で呼び出されました。(って、私は行きません。ダンナが出動です)

「家にいても仕方がないから」といお客様が「5時過ぎても水が来ないよ~」と連絡をくれたのでした。
あり難い様な迷惑なような。。。
毎日フィルターの掃除はしているし、自動切換え装置のパーツも先週新品に買い換えたし、掃除もしているし、これ以上打つ手はありません。

いえいえ、毎日、明け方の3時と5時の2回、井戸に出動して手動で水流を切り替えると言う手が残されていますが、それは不可能です。。。。

これが採算が取れるような事業であれば、困難があっても対策ややりがいもあるというものですが、うちの場合、井戸水の供給は水道管の破裂やモーターの故障等の事故がなければトントン(私と主人の人件費は0)で事故があれば赤字なので、本当に義務感だけでやっているのです。
それに骨身を削っているのです。

そして、本業のほうも大不振。。。
もうタオルを投げたいと何度も思っています。というか毎日思っています。

そんな中、ポジティブ・シンキングのお客様からも「雨がタップリと降って美味しい果物が出来たところを想像して。。。」とか励ましを頂いたりしているのですが、一瞬はその気になるのですが、またまた気持ちが萎えてしまったりしていました。

「見えない首輪でつながれたような生活」をしているので、半径10Kmから遠くに行けないのですが、今週は娘のアパートの見学にバレンシア市内に行き、友達にも会って来ました。
この友達のお父さんが、昔、仕事の都合で私の住む町に家を借りていて、彼女も週末や夏には一家揃って来ていました。子供の年齢が近いのと、彼女は本当に面倒見がよくって、いろいろなことを教えてもらったり、頼りになる人です。
最近は連絡も途切れていましたが、気持ちの上ではずっと繋がっていました。
彼女の長女も娘に会いたがっていましたし、アパートを見に行く前に会いに行きました。

今はフリーのコンサルタント業をしていますが、このご時勢ですから仕事のほうはボチボチと言ったところでしょうが、面倒見がいいので収入にはならなくても飛び回っている様子です。
全く彼女らしいです。

そんな彼女にも心配事は人一倍あるのですが、「だからって、嘆いてばかりいてつまらない人生を送ってもしかたないからね~。これが私に与えられた人生なら、それを生きるしかないでしょう!」って。

全く気持ちの良い人です!

そうなのです。私も現状を受入れて、それなりにポジティブなのですが、一人でぐつぐつしていますから、煮詰まるのです。

久しぶりに外界の人と話をしてポジティブ・エネルギーを全身に浴びた気分です!
篭ってばかりいてはいけませんね。話すと愚痴になるから篭るということもありますが、それではいけません!
自家発電だけでは枯渇してしまうので、エネルギーの高い人外部の人からエネルギーを補給しなくっちゃ!

そして、このエネルギーは再生可能でクリーンでコストはあまりかからないという良い事尽くめ。
久しぶりに心底ポジティブです!
# by organicfarmvlc | 2014-07-12 03:50 | 隙間的お話

スペイン、お受験事情

暦の上でも夏になりましたが、今年は日中は暑くても朝夕は涼しく、寝苦しくないのが助かっています。
5月のほうが夜も暑苦しかったのですが、雨が降らずに苦しめられている分、夜くらいは過ごしやすくさせてくれているのでしょうか?

我が家はフォルナという村に給水用の井戸があって周辺の一部の農家にも水を供給しているのですが、観測史上最悪という旱魃で、水量が下がったせいで砂を吸い上げてしまい、大変な事になっています。
配管に行く前に4つの大きなフィルターを通すのですが、そのフィルターは通常であれば1週間か2週間に一度栓を開けて溜まった砂を流せばよい程度なのに、今は毎日掃除(栓を開けて砂を流す)してもフィルター一杯に砂が溜まり、配管にまで砂が流れて行ってしまいます。
配管に流れ出る砂はきめが細かくて埃のように軽いものですが、これがバルブの自動開閉を邪魔してしまいます。水圧を保つために配管を全部あけないで、セクターに分けて各セクターごとに時間割をしているのに、プログラムどおりにバルブが開かなかったり、逆に閉まらなかったりで、大混乱しています。

電気代が恐ろしく高いので、昨シーズンから平日は夜中から明け方にかけて水出し、土日は朝から昼過ぎまで水出しをしています。土日は稼働時間にバルブを手動で開閉できますが、平日は毎晩夜なべはできません。
ウチも、ほかの畑の水遣りもあるし、何よりも日中は普通に畑仕事があります。

それで、毎日、夕方7時ころから、フォルナに行って、フィルターの掃除をして、バルブの自動開閉システムの掃除をしています。帰ってくるのは作業が順調なら9時半頃ですが、ちょっと難航すると11時すぎたりしています。
もう、体力的にも精神的にも限界にきています。。。

自然現象相手ではできることは限られているので諦めていますが、こんな最中にもOlivaのオレンジ畑にある倉庫に泥棒が入って、またまたいろいろなものを持っていかれました。
今回は、壁に大きな穴を開けて鍵を内側から壊されました。

もういい加減にして欲しいです。この穴を塞ぐために日曜日は家族総出(3人ですが。。。)で行って来ました。
いくら直したり鍵を取り替えても、また壊されるのに決まっています。。。

。。。と、相変わらずの逆風続きです。

そして、あんなに楽しみにしていたサッカーのW杯、スペインも日本もあっけなく予選リーグ敗退。。。(予選とは言わないのでしょうが)

イイことないよね~

ただ、今月は我が家には唯一にして最大の朗報がありました。
娘が今年は大学受験だったのですが、合格点が取れたのです!

私も主人も普段は娘には殆ど構っていられないのですが、今月の初めは私も事務仕事で家に張り付いていたし、こんな時くらいは娘に協力してあげないと! 私もこの期間だけは「これでもか」と食事の支度、頑張りました。もちろん「カツどん」も作りました!

10・11・12日とSelectividadという日本でいうセンター試験のような統一試験がありました。
これは自治州ごとに内容と多少、日程が違うということですが、だいたい6月の初めに実施されます。
一般教科5科目(一部選択)と専門科目2科目(各自専門によって選択)の合計7科目の試験を受けます。
この7科目の結果と高校の2年間の成績の平均を総合して持ち点が算出され、希望の大学の学科に入れるかどうかがだいたい分かるのです。
この持ち点の計算がちょっと複雑です。

高校2年間の成績の平均 x 0.6   (満点:10x0.6=6)
一般5教科の合計÷5 x 0.4 (満点:50/5x0.4=4)
専門教科2科目の合計 x 0.2 (満点:20x0.2=4)

以上の計算で持ち点の満点は14点になります。ちなみにこちらの試験は10点満点です。
高校2年間の成績は各学年10科目ほどあってすべての教科が同じ比重です。
だから高校生になってからはすべての科目で良い成績を取ることが要求されるのです。

娘はセンター試験の初日の一番最初の科目の「国語・文学」で大失敗して5問中3問しか答えられませんでした。時間配分を間違って、というか緊張して時間の感覚がなくなってしまったのでしょう、2問は完璧に回答して3問目は大急ぎ端折りながらどうやら終えて、4問目は一行書いた時点で試験終了。5問目はモチロン白紙です。
「スゴイスタート」でしたが、その後の科目は気持ちを引き締めて頑張ったので良い点数を取れました。
娘の報告を受けた担任の先生のほうが動揺したようですが、娘はあまりの大失敗に実感が沸かなかったのかもしれません。兎に角、落ち込まずに後の科目は順調にこなしたようでした。
試験が終わった後からは、流石に心配していましたが、高校2年間の成績は良かったし、他の科目も低めに見て計算しても、希望の大学には入れると思っていましたが。。。

20日に発表があって、いくつか採点疑惑もありましたが、問題の「国語・文学」は合格点(5点以上)だったので文句なし。総合持ち点は希望の大学に十分入れるものでした。

「採点疑惑」というのは、こちらの試験はすべて論述式なので、採点者によって採点基準が異なることがあります。採点に不服があれば、再採点を申し込めます。

娘は「英語は出来た!」と言っていたのですが、結果は「あら、こんなもん?」という感じでした。でも、体勢に影響ないから再採点は申し込まないつもりでした。
ところが、同じクラスの英語がネイティブ並にできて、「10以外あり得ない」という子の点数も低いのです。高校2年生のときに事情があって転校した、これまた英語が超できる子も納得できない点数でした。
どうやら、この採点者、問題がありそうです。

娘だけのことなら、「なにか間違ったのかな?」で済んだのですが、「10以外あり得ない」と言った子は、前にも同じ問題に解答したことがあって、答えも全部暗記しているし、間違ったなんてあり得ないというのです。
この子は毎年、「優秀生徒」(Matricula de Honor)に認定されていた子で、しかも将来は外交官になりたいようで英語以外の語学も良く出来ます。
もう一人の子も転校の理由が「ドイツ語学校と高校の時間割が合わないから」と、こちらも語学の達人。採点者よりも英語が優秀かもしれない二人です。

試験の時にも採点者はその場にいたそうですが、「かなり感じ悪かった」と娘が言っていました。
それで、娘も英語の再採点の申し込みをすることにしました。再採点は別の人が採点して、1回目の採点との平均点が成績になります。この時、1回目と2回目の点数に2点以上の差がある場合は3度目の採点が行われる仕組みです。

お国が変ればお受験も採点方法も変るものですね。

そして、日本ではない「Matricula de Honor」というシステムですが、これに認定されると統一試験の受験料が免除され、大学の入学金も免除されます。
実は娘も初めてMatricula de Honorに認定されました。中学4年までも成績は良かったのですが、そこまでではなかったし、何より、その超できる「10以外はあり得ない子」がいるので無理なのです。
高校生になってからは大学入試に向けて成績もさらに良くなったのですが、2年生で「10以外はあり得ない子」と並んでMatricula de Honorになりました!
そんな事(Matricula de Honorの事)なんて考えていなかったし驚きました。しかも高校2年なら、こんな特典があるなんて!!

おまけに書いておきますが、こちらの高校は5月30日(金)で卒業でした。
その日の午前中まで試験があるというハードさで、午後に卒業式があって、娘は卒業のスピーチも卒業生(18人)代表で考えなければなりませんでしたので、3日ほどは4時間睡眠で頑張っていました。
卒業式の後は先生とのお食事会があって、その後はパーティがあって朝までディスコ。。。
「ちょっと、お受験前にこれって。。。」と疑問を持ったのは日本人母だけでした。
スペインでは体力もないとやって行けませんね。
# by organicfarmvlc | 2014-06-26 18:20 | 備忘記録

シーズン終了宣言

相変わらず暑くて雨の降らないバレンシアです。
もうこのまま一生雨が降らないのではないかと思うほど、全く降るそぶりもありません。
先週までは雨雲が接近して、予報では一応100%とか90%とかの降雨確率が出ていたりしたのですが、それもいつもの通り空振りでした。
そして、先週の金曜日くらいからは週間予報は「晴れ」一色です。降雨確率もたまぁに5%(一日を時間帯で分割しているので1週間で14こまの予想がある)とかありますが、0%のオンパレード。
もう、悲観的なのも通り越して、「ふてくされ」状態です。

そして、今日はカタランチームへの出荷の日だったのですが、先週で僅かに残っていたオルタニカも終わってしまって、今日はオレンジとG.フルーツとアボカド(近隣のオーガニック農園から仕入れたもの)のみの出荷でした。
今シーズンは最後のバレンシアオレンジに異変があり、いつもよりも腐りやすくて難儀しました。
地中海ミバエに刺されたものは収穫後3日ほどで明らかに腐るので、それだけではなくて、収穫時に手荒く扱われたのかな?と考えています。
オーガニックは腐りやすいと思われがちですが、実はそうでもなくて、押しつぶされたりしていなければ常温に放置しても腐らず干からびてしまうものも多いのです。モチロン、腐ってしまうものもありますが。。。

まだ、少しオレンジはあるのですが、この時期になるともうオレンジに飽きるし、他にもフルーツが沢山出回るのでオレンジの需要はぐっと減ります。そこに加えて、今シーズンの最後のオレンジが腐りやすかったせいか、今日もご注文は220Kgでした。
オレンジは一般品としてジュース用で捌けるので、もう無理して出荷しないで、今シーズンは終了しようと思います。ジュース用で捌くといっても、収穫代金をカバーするくらいにしかならないのですが、それでもないよりはマシですからね。

もうアボカドもほぼ終了とのことで、丁度いいタイミングです。
G.フルーツは少し残りましたが、これは頑張って自家消費しようと思います。完熟で「これ以上望めない」というほどジューシーで美味しいのですw

いやー、今シーズンは出足で大ツマズキして、どうなることかと思いましたが、とりあえず乗り越えることができました。直販のほうは宣伝活動も一切できなかったので、殆ど動きがありませんでしたが、来シーズンは体勢を整えて頑張ろうと思います。

ちなみに、バレンシア州では今シーズンのオレンジの旱魃による被害が甚大だったので低金利の融資が創設されました。審査も厳しくないようで、これなら通りそう!
。。。と、ウチも早速、申し込みますが、こんなに雨が降らなかったら、来シーズンのほうがもっと酷いことになりそうで、返済できるのだろうか・・・? (後の事は考えないことにしよう!)

来シーズンも前途多難の模様ですが、またまた借金も増えることだし、「やるっきゃない!」ってことですね。
# by organicfarmvlc | 2014-06-11 03:09 | オーガニック販売編

文化の違いを感じるとき

天気の事ばかりで恐縮ですが、今日は一応、雨が降ることになっています。
でも、降らない可能性大です。
先日、カタランチームのウチの担当の人とも話していましたが、彼らの畑も雨がよけてゆく場所にあるのだそうです。私は天気予報を見ては、「いいなー。彼らの畑には雨がどっぷり降っている。。」と思っていました。
良く話を聞くと、彼たちの畑の傍の山を越えたところには一晩中雨が降っても、彼らの畑には一滴も雨が降らないとの事。
「うちと同じだね~」と、仲間を見つけて嬉しい気持ちになりましたが、喜んでいる場合ではありません。
彼らは当然、自動冠水システムがありますから、取り敢えずの水遣りはできていますし。。。

5月も残り僅かで、私の5月病も底を打ち、ただ今、上昇中です。
というか、今週は2つの提出書類の締め切りでアタフタしています。そして来週の水曜日までに上げないといけない書類もあって、これはかなり強敵なのです。
。。。と言っても溜めた私が悪いのですが。。。

だからブログなんて書いてる場合じゃないのですが、現実逃避で、ササッと書いてみようかなと。

2週間ほど前にスペインであった事件なのですが、ある女性政治家が白昼、拳銃で撃たれて殺されました。
そして、たまたま現場付近を散歩中の定年退職した警察官が犯人を追跡して、警察にも通報して犯人を逮捕しました。
そして、犯人を逮捕してみると、なんと犯人は現職警官、しかも日本で言うと管轄の警察署の署長のような人の妻とその娘だったのです!
(どひゃ~)
事件の詳細はカットしますが、日本であれば、この署長は即、辞職したと思います。
でも、妻とは上手く行っていなくて、ほぼ別居状態だったようだし、娘も一人でマンション住まいだったようで、夫で父であっても、2人の犯行には何の責任もないのです。

「この署長さん、どうなっちゃうのかな?」と思ったら、すぐに前任地へ移動になりました。地位もそれなりのもののようです。
そして、前任地では「両腕を広げて迎え入れる」と報道されていました。
個人的には「良かった!」と思いましたが、日本ではありえない処置だったと思います。

日本の警察では身内に犯罪者が居ると採用されないとか、そういう制度上のことを言っているのではなくて、心情的には同情する人もいるでしょうが、大ぴらに「両腕を広げて迎え入れる」とは言わないでしょう。

日本では「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたいというか、芋ずる式に周辺まで影響が及びますよね。
どこかの校長が覚せい剤を所持していて逮捕されたら、その人が手がけた校歌もメロディーを変えたとかの記事を読んで、驚きました。
本人が徹底的な処分を受けるのは当然ですが、校歌に罪はないと思います。

2月からずっと注目していた小保方さんとSTAP細胞の件も、なんだかな?って思っています。
私も実験ノートをチラッと見てからは、不正の調査委員会の人たちが何であんなに強い口調で「不正だ!」と断言したのか気持ちは少しは分かりましたが、それにしても、不正と判断する根拠には疑問が残ります。

そして、ネイチャーの論文を取り下げるかどうかは日本式は「一点でも曇りがあるから取り下げ」みたいな理論で、欧米式は「不正が明らかに認められないから取り下げる必要はない」とここでも文化の違いが顕著に現れたと思ってみています。

どちらが正とは一概に言えないですね。日本の潔癖症的で完璧主義的な全体主義の文化もいいこともあります。逆に欧米式の個人主義の文化の弊害も沢山あります。

言葉を選んで書く時間がないので、省きまくって書きましたが、これも自分の備忘記録としておきたかったことでした。

※これをアップしてから思いましたが、日本なら警察署長は辞職しても、その後、誰かが面倒を見て再就職とかするのでしょうね。けじめはつけなきゃならないけれど、フォローもしてくれると思いたいです。
# by organicfarmvlc | 2014-05-28 18:56 | 備忘記録