晴天続きのバレンシアですが、何故か今朝は雨がパラつきました。早朝にほんの少しで、こういう雨は畑仕事の邪魔にしかなりません。そしてお昼近くからは風が強くなり、お昼過ぎは熱風が吹き荒れていました。
車の温度計は27度でした。
特別意識しているわけでもないのに、最近、ネットで柑橘系の広告が目に留まります。
先々週は日本ではグレープフルーツが旬(輸入が旬!)で、フロリダ産のグレープフルーツのキャンペーンのHPに遭遇しました。「30日間キャンペーン」とか「グレープフルーツでキレイ&健康に」とかグレープフルーツを使ったレシピとか。。。(こちらのHPです →
LOVEグレープフルーツ)
「Let's グレフる」なのだそうだ。
日本はグレープフルーツの消費はアメリカについで第2位だというのだから大のお得意様。力が入るのも当然ですね。
一方、スペイン人には人気がいま一つなグレープフルーツ。スペインでもG.フルーツ協会(なんてないけど)が中心になって Vamos a Pomer ! とかしないと。
スペイン人は苦いものとか辛い物が苦手だからG.フルーツもダメなのではないかと私は勘ぐっています。
それに比べて、日本人は「夏みかん」という苦いみかんを食べていたくらいだから、G.フルーツの苦味にはそれほど抵抗はなかったのではないでしょうか?
実際、私も子供の頃は「苦い、酸っぱい」と思いつつ、汗をかきながら夏みかんを食べていました。
G.フルーツが普及してからは、香りもいいし、夏みかんよりもずっと甘いのでG.フルーツに傾いて夏みかんは忘れて行ったような記憶が。。。
今は「夏みかん」ってどうなんでしょうね?売っているのでしょうか?
「良薬口に苦し」で、きっと体にいいのではないかと思います。
もう一つ、先週の初めに目に入ってきたのがサンキストのマイヤーレモンの広告です。
このマイヤーレモン、オレンジ色のレモンなのです。
去年か一昨年、うちのオレンジ色のレモンの品種はなんなのだろうと調べたときにヒットしたのがこのマイヤーレモンでした。でも、ウチのは皮がもっとボコボコしていて、形も典型的なレモン型ではなくて不ぞろいなのが多いのです。これはウチのオレンジレモンが原種で、商品用に品種改良される前の状態だからだと思います。でも、味も香りもこのマイヤーレモンの評価と同じです。
「程よい酸味は定番の魚介類とはもちろん、和食とも相性が良く醤油と合わせて幅広い料理にアレンジできます」
そうそう、醤油と相性がいいと思います!
「本場のカリフォルニアでは、予約を取るのが難しいといわれる有名レストランシェフがマイヤーレモンのレシピ本を出すなど、脚光を浴びているレモンです」
他にもとってもステキなことが沢山書いてあります!
(
楽天市場 Sunkistマイヤーレモン)
オレンジレモン、この辺りではLimon Dulce(甘いレモン)と呼ばれていますが、誰も食べたり商品化しようとはしていません。発想が貧困というか現状維持で満足する人が多いですからねぇ。
私一人で「絶対に美味しいと思うけど」と言っても無視され続けて現在に至です。
ただ、スペインではオレンジはいつも普通にあるので、オレンジと間違って食べてしまうということで危険もあるので取り上げられなかったといことも考えられます。その点、日本人はそういう間違いをしない感じがします。
ウチのオレンジレモンは昨シーズンの冷害で木が弱ってしまって、今シーズンは一段と不ぞろいで皮がボコボコですが、冷害の前まではもっと品質が良かったです。木の力が回復してくれるのを願っています。
私の大好きなオレンジレモンが流行の気配、大歓迎です!