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スペイン de オーガニックオレンジ

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グレープフルーツ(Pomelo)

グレープフルーツはスペイン語でPomelo(ポメロ)といいます。イメージが全然違いますが、表記が短くていいですね。(関係ないですね!)
今日はグレープフルーツが好きと言う方からご注文を頂きまして、また、前述のカタランのオーガニック農業のグループからも注文があるかもしれないということで、ひとっ走り収穫に行ってきました。
日本でグレープフルーツが紹介された時(確か35年くらい前)に、「ぶどうの房のように実がなるのでグレープフルーツと呼ばれる」と説明がありました。
偶然に知り合った日本人女性もこの説明がすりこまれていたようで、
「一度木になっているところを見てみたい」と。
「ウチにあるので。。。」とお見せした事がありますが、ウチのは別にぶどうの房状に実はなっていませんよ~
そういう品種が最初に発見されたのではないでしょうか。。。
(マンダリンの中にブドウの房状に実をつけるものはみた事があります!)
ウチの品種はルビー種と言って、外見は普通のグレープフルーツとほとんど変わりがないのですが、皮の所々が赤みがかっていたりします。
実はきれいなルビー色で、始めてみた時は感激でした!
このルビー種は抗酸化作用がつよくて、心臓にもよいのだそうです。ネットで見ても、そのような事が書いてありますね。
日本にいた頃は生食ばかりでしたが、こちらに来てからジュースにして飲むようになりました。
ジュースの方が苦味が少なくて、一味違います。

今日は「収穫用のはさみ」を忘れたので、もぎ取るしかなかったのですが、熟しているので、ちょっと引っ張っただけでポトンと取れてしまいます。
普通は「がく」(pezon)の直前にはさみをいれて切り取ります。若しくはもぎ取ってもがく(pezon)がフルーツに残るようにします。
この「がく」(pezon)れは地面に落ちたのを拾ったものではないことの証のようなものなのですが、日本で売っていたグレープフルーツって「がく」がなかったような。。。。???
今日、いくら頑張ってがくを残そうとしても、90%は取れてしまいました。オレンジやマンダリンであればはさみがなくてもかなりの確率でがくを残してもぎ取ることができます。
日本で売っていたグレープフルーツの多くが「がく無」だったことや今日の自らの経験で素人なりの結論は、『グレープフルーツは実が重たいので、「がく」が取れやすいのだ!』です。
きっと「当たらずとも遠からじ」と思います。

話しはずれますが、オレンジやマンダリンの収穫にはちゃんと収穫ばさみを使ってもらわないと困ります。
グレープフルーツでは許される「がく無」もマンダリンではそれだけで商品価値がなくなります。
オレンジの場合は、地面から拾ったのもと疑われます。
収穫部隊の中の収穫のプロははさみを使わなくても、きれいにがくを残してもぎ取る人もいます。上手な人がする分にはそんなに問題がないのですが、下手な人がすると、「がく無」になったり、もっとひどい場合は、がくの周りの皮もはぎ取ってしまってマンダリンやオレンジに穴が開いたようになったりします。
しかし、もっと悪いのは、はさみを上手に使えない人または知らない人が、花軸を残して切り取ることです。
この花軸が収穫時・運搬時・箱詰め工場で取り扱い中にほかの実に刺さって、幾つのも実をダメにしてしまうからです。

フルーツを取るのも結構コツが必要なんですよ!

それから、ついでにアボガドももう10Kg収穫しました。
こういう単純作業をしているとぼんやりとあれこれ考える時間があるのですが、ふと、この収穫方法を「アボガドの一本釣り」と呼ぼう!とひらめき☆ました。
あ~本当に地味な生活です。
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by organicfarmvlc | 2011-12-19 08:40 | オーガニック販売編